NTTドコモから発表があいついているが、内容については
初期の報道が一番詳しい。つまり・・・
>spモードシステムの詳細については執行役員 サービスプラットフォーム部長の澤田寛氏が説明。spモードシステムはユーザーを認証する「ネットワーク認証サーバ」、ユーザー情報を管理する「ユーザー管理サーバ」、端末の接続状態を管理する「セッション管理サーバ」から構成されている。今回、端末からの再接続によってユーザー管理サーバの能力を超える処理が発生し、輻輳、そして通信障害が起きた。この輻輳により、spモードサーバで電話番号とIPアドレスをひも付ける際に不符号(アンマッチ状態)が起き、他のメールアドレスが設定されてしまう不具合につながったという。
初期の報道が一番詳しい。つまり・・・
>spモードシステムの詳細については執行役員 サービスプラットフォーム部長の澤田寛氏が説明。spモードシステムはユーザーを認証する「ネットワーク認証サーバ」、ユーザー情報を管理する「ユーザー管理サーバ」、端末の接続状態を管理する「セッション管理サーバ」から構成されている。今回、端末からの再接続によってユーザー管理サーバの能力を超える処理が発生し、輻輳、そして通信障害が起きた。この輻輳により、spモードサーバで電話番号とIPアドレスをひも付ける際に不符号(アンマッチ状態)が起き、他のメールアドレスが設定されてしまう不具合につながったという。
光伝送路の全断は人為的ミスによるものだが、「保全作業上のミスが起こらないように、工事関係の人も含めて徹底したいが、仮に起きたとしても、サーバの処理能力が高ければ(今回の不具合は)発生しなかった」(辻村氏)とした。
今回の不具合を受けて、スマートフォンの販売計画(2011年度で850万台)を修正することは考えていないが、「現在は原因や影響の広がりを分析しているので、その上で考えたい」とした。
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おかしい・・・どう考えてもシステム的に変だ。輻輳はとうぜん考えておかなければならない通信処理システムの基本設計事項であり、処理能力を大幅に超えた場合もサーバー処理が緩慢になり繋がりにくくなる事はあれ、少なくとも見知らぬところにメールが届くのは言語道断である。
まさしくこれは想定外の津波の高さが来たから仕方がないという東電の言い草とまったく同種の言い逃れであり、技術的にも低レベルのありうべからざる不具合であるばかりか、国のコミュニケーション基盤を支えるエンジニアリングを本業とする会社のとるべき態度ではない。
ではどこがどうシステム設計上悪いのかを考えてみたい。
下の図をみて、はてなこんな事がありうるのだろうかと首をかしげたくなる。ユーザ管理サーバーが輻輳でうまく働かなくなっているのにも関わらずなぜセッション管理サーバーがIDが勝手に処理して進むのか納得がいかなかった。
そこで今回の高木浩光氏の指摘、ドコモ システム不十分の指摘もを見て唖然とした。つまりセッション管理サーバーのIDはIPアドレスそのものであった!というか正確にいうとセッションIDの概念がないセッションサーバーだから。呆れてものも云えないそもそも携帯サイトにはそのような感じでつくられている。したがってそれをならってそのままスマートフォン対応したものだから通常のインターネットの世界では考えられない脆弱な仕組みができあがったというのが真相のようだ。
興味のある方は下記をご覧あれ。
それを当たり前の世界にするには云々という説明は、つまりはコストが掛かるので直ぐにやりたがらない利用者の安全を無視した私企業としての儲け主義であり、公共通信を預る会社の云う事ではなく呆れるばかりであろう。
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